実際塗装業務には、業務内容にもよりますが、1台1台かなりの時間を費やします。同じ車種で同じ色であっても、お客様のお車1台1台が車の環境による経年劣化によって、車の色が微妙に違ってくるのです。車のメーカー別に参考書といいますか色見本はありますが、そのまま実際塗装してみると、色がブレてしまいます。また、天候・気温・施設・湿度などでも色の見え方、塗装時間も変化してきます。可能な限り同じ色に近づけるように、塗装職人の優れた技術が必要です。
桜井オートショップの塗装作業工程
Process1
塗料の密着性、防錆性、シール性に優れた プライマーサフェーサーを塗ります。
赤外線乾燥機にて充分な加熱乾燥をし、乾燥不良による艶引けなどを未然に防ぎます。
塗装の仕上がりを左右するには、下地処理といっても過言ではありません。
Process2
プライマーサフェーサーを研ぎます。
水研ぎやコンパウンドなどを使い汚れやワックス成分除去の目的で足付け作業をします。
Process3
調色作業を行います。
調色作業は、塗装職人の長年の経験と知識がものをいう難度の高い工程です。
実車の塗色に近づけるため、太陽光や人工太陽光のもとで調色作業をおこないます。
Process4
マスキングをします。
マスキング専用の養生紙を使用します。
Process5
塗装作業は、スプレーガンの種類、塗装時の気温や湿度、空調状態や乾燥状態など様々な状況によって仕上がりには大きく左右されます。
塗装ブースはもちろん、クリーンな空調、スプレースーツの着用などをしてベストな環境で塗装作業をします。
Process6
磨き仕上げ作業は、塗装肌を崩さず、磨きキズを残さないよう注意をし、塗装面を仕上げます。
これらの工程により新車同様の塗装肌と光沢を生み出します。